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田舎刑事



湯浅ひとしの田舎刑事を読みました。
ヒトシじゃなくてひとしです。ひらがなの方です。

「凶獣よ荒野へ」に続くコミックス2作目。
群馬県警富井署の名物刑事・ランディーこと桑田ランディーたけしと美人刑事・相染今日子(処女)を主人公としたバイオレンスアクションコメディ。

印象としては「けずり武士」の食欲部分をセックス&バイオレンスに置き換えた感じ。
ご飯食べてるシーンより蹴られてor殴られて嘔吐してるシーンの方が多い(笑)
絵に関しては「凶獣よ荒野へ」に引き続き劇画調。細かいところまでミッチリとかかれた背景は見ものです。
1作目は完全にシリアス作品でしたが、今回はコメディなのでデフォルメ顔がちらほら。
そのあたりに「耳かきお蝶」や「けずり武士」の絵柄の面影が見てとれます。


そして何気に気になるのが、空きページに湯浅先生が漫画家になった経緯が載っていること。

「二十歳の時に群馬県高崎市の役所に就職と同時に8ページのギャグ漫画が雑誌に採用される。
以後漫画家として独立したいと野望を抱いている時、漫画家志望の”K"と出会う。
空の酒瓶を部屋に散乱させて日夜漫画ばかりかいているKの姿に触発されて退職。
退職して持ち込みをするがサッパリ売れず、上京して政岡としや氏のアシスタントとなる。
上京から3年後モーニングの編集者に拾われる。」

あまりネットにも情報転がってない作家さんなのでこれは貴重ですね。
……「凶獣よ荒野へ」の写真見て結構年くってると思ったけど実は20代かそこらの写真だったのでは…w
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